2007年06月22日
東京都台東区浅草「蕎亭 大黒屋」
2007-No.054【No.473】
東京浅草界隈の蕎麦の名店といえば、「並木藪蕎麦」かここ「蕎亭 大黒屋」が挙げられる。
実は西浅草に宿を取るのは2回目で前回は定休日(月曜日)で蕎麦を頂く事が出来ずに涙をのんだ。(因に「並木藪蕎麦」は数年前に一度、行った事がある。)
今回は木曜日で念願叶い、訪れる事が出来た。前回に店の前まで来て場所は解ってるはずなのだが少し迷い、それでも何とか辿り着く。
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実は西浅草に宿を取るのは2回目で前回は定休日(月曜日)で蕎麦を頂く事が出来ずに涙をのんだ。(因に「並木藪蕎麦」は数年前に一度、行った事がある。)
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店に入るとお客は誰もいない。奥行きのある縦長の店内は右手が小上がり、左手にテーブル席で落ち着いた良い雰囲気だ。少し間を置いて女将さんが奥から出てくる。閉店まで1時間半あるので余裕だ。先ずは日本酒をオーダー。「こちらの冷蔵庫から選んでください。」といわれ、最初に目についた青森の「田酒」をお願いする。白扇子に書かれた粋なお品書きから「蕎麦味噌」と「せいろ」を注文。
鉄瓶に入った「田酒」を飲んでいると、「蕎麦味噌」が運ばれてくる。木製しゃもじに塗られ、軽く炙っていて香りが良い。口に含むと蕎麦の実の食感が楽しく旨い。思わず日本酒が進んでしまう。
しばらく、「蕎麦味噌」で「田酒」を楽しんだ後、「せいろ」をお願いする。他に客もおらず、閉店時間も近い事もあり、すぐに「せいろ」が運ばれる。
薬味が辛味大根と葱なのが江戸風だ。盛られた細切りの蕎麦をそのまま口に含む。香りはやや控えめだが噛むとしっかり蕎麦の風味が広がる。次に汁を含む。キリっと辛口の汁に嬉しくなる。蕎麦をつけて頂く。蕎麦と汁のバランスに感激する。辛味大根で頂くと蕎麦の甘さが引き立ち、良い感じだ。本当に噂通りの素晴らしい蕎麦の世界が広がる。
蕎麦には4月播種、7月収穫の夏蕎麦と8月播種、10月収穫の秋蕎麦があり、長野の「信濃夏蕎麦」は前者、西日本では後者、茨城の「常陸秋蕎麦」や長野の「信濃1号」、「信州大蕎麦」は中間タイプに分類される。
北海道の場合、年1作なので、夏蕎麦、秋蕎麦の区別はなく、夏型ではあるが夏蕎麦ではない。北海道の夏型の「牡丹蕎麦」を本州で夏播きした場合には秋蕎麦になる。現在、北海道の蕎麦全作付面積の90%以上は「キタワセ(ソバ農林1号:)」が占めている。
中間タイプの蕎麦は、北海道の夏型と同じ時期(9月)に新蕎麦が出てくる。会計直前に北海道から来たと告げると、普段、お使いの蕎麦とは異なる品種、地域にも興味を示され蕎麦への愛着を感じる。
店主の「菅原氏」は西神田「一茶庵」で蕎麦打ちを仕込まれ、現在は主に信州黒姫産と常陸金砂郷産の蕎麦を皮むきし、異なる石臼で粗さの異なる粉に挽いてそれらを合わせて打つとの事。「拘りがないぶん、努力している」という、その努力こそが素晴らしい「拘り」だと思う。
短い時間だったが、本当の蕎麦の世界を楽しませて頂いた。可能かどうか解らないが、土曜日にしか出してない「田舎蕎麦」を頂きに再び訪れる事を誓いお店を後にした。
●蕎亭 大黒屋
所在:東京都台東区浅草4-39-2
電話:03-3874-2986
時間:12:00〜14:00、17:00〜22:00
定休:日曜、月曜
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鉄瓶に入った「田酒」を飲んでいると、「蕎麦味噌」が運ばれてくる。木製しゃもじに塗られ、軽く炙っていて香りが良い。口に含むと蕎麦の実の食感が楽しく旨い。思わず日本酒が進んでしまう。
しばらく、「蕎麦味噌」で「田酒」を楽しんだ後、「せいろ」をお願いする。他に客もおらず、閉店時間も近い事もあり、すぐに「せいろ」が運ばれる。
薬味が辛味大根と葱なのが江戸風だ。盛られた細切りの蕎麦をそのまま口に含む。香りはやや控えめだが噛むとしっかり蕎麦の風味が広がる。次に汁を含む。キリっと辛口の汁に嬉しくなる。蕎麦をつけて頂く。蕎麦と汁のバランスに感激する。辛味大根で頂くと蕎麦の甘さが引き立ち、良い感じだ。本当に噂通りの素晴らしい蕎麦の世界が広がる。
蕎麦には4月播種、7月収穫の夏蕎麦と8月播種、10月収穫の秋蕎麦があり、長野の「信濃夏蕎麦」は前者、西日本では後者、茨城の「常陸秋蕎麦」や長野の「信濃1号」、「信州大蕎麦」は中間タイプに分類される。
北海道の場合、年1作なので、夏蕎麦、秋蕎麦の区別はなく、夏型ではあるが夏蕎麦ではない。北海道の夏型の「牡丹蕎麦」を本州で夏播きした場合には秋蕎麦になる。現在、北海道の蕎麦全作付面積の90%以上は「キタワセ(ソバ農林1号:)」が占めている。
中間タイプの蕎麦は、北海道の夏型と同じ時期(9月)に新蕎麦が出てくる。会計直前に北海道から来たと告げると、普段、お使いの蕎麦とは異なる品種、地域にも興味を示され蕎麦への愛着を感じる。
店主の「菅原氏」は西神田「一茶庵」で蕎麦打ちを仕込まれ、現在は主に信州黒姫産と常陸金砂郷産の蕎麦を皮むきし、異なる石臼で粗さの異なる粉に挽いてそれらを合わせて打つとの事。「拘りがないぶん、努力している」という、その努力こそが素晴らしい「拘り」だと思う。
短い時間だったが、本当の蕎麦の世界を楽しませて頂いた。可能かどうか解らないが、土曜日にしか出してない「田舎蕎麦」を頂きに再び訪れる事を誓いお店を後にした。
●蕎亭 大黒屋
所在:東京都台東区浅草4-39-2
電話:03-3874-2986
時間:12:00〜14:00、17:00〜22:00
定休:日曜、月曜
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